ラフィキエリ(株)のECサイトを訪れていただき、ありがとうございます。
弊社の創立者は、長年、アジアとアフリカの国々への技術協力に関わってまいりました。その中で、日本国政府によるケニア養蚕分野への技術協力に参加し、帰国後に起業いたしました。現在、ケニアをビジネスパートナーとして、養蚕の中でも特にエリ蚕と呼ばれる野蚕から取れるシルクを活用した製品の開発と販売に取り組んでおります。
エリ蚕の手紡ぎ糸で織られた布は独特の風合いがありますが、そうした糸を紡ぐには時間がかかり、十分な量が生産できません。そこで、手紡ぎ風合いの糸が紡げる日本発祥のガラ紡に着目しました。しかしながら、ガラ紡はコットンのような短い繊維に向いており、長い繊維を含むシルクの糸紡ぎには向いておりません。そこで、弊社は課題解決に挑み、シルク用ガラ紡の開発に取り組んでおります。現在、試作段階の開発を終え、それによって紡がれた手紡ぎ風の糸をショップに取りそろえることができるようになりました。
一方で、エリ蚕が食べるキャッサバの葉の残りの部分、つまり、根っ子の部分の活用にも取り組んでおります。この部分は、キャッサバ芋として世界中で食されているのですが、傷みが速いので、長期保存の効く焼酎の開発に老舗の酒蔵と共に取り組みました。その結果、普通の芋焼酎と風味の異なるスッキリとした口当たりの焼酎が生まれました。
弊社の製品が、エリシルクとキャッサバ芋焼酎という奇妙な組み合わせになっているのは、この様な経緯が理由です。決して、奇をてらった組み合わせではなく、良いものをお届けするよう、各々の製品開発には真摯に取り組んでおります。ご興味を惹かれたのであれば、一度、手に取っていただきたく、よろしくお願いいたします。